人間ドックの採血を楽にすませるために。

人の体に針を刺しても許されるのは、医師や看護師や臨床検査技師、鍼灸士などの医療技術者だけです。それゆえに人間ドックを受けた際に、採血を失敗されたり採血後に腕が青く内出血したりするのは、大変嫌なものです。採血を楽に済ませる方法はないのでしょうか。一般的に人間ドックの検査機関で採血を行っている医療スタッフは、毎日大勢の人の採血をしていますので、採血経験が豊富です。

血管が見えていなくても上手に採血できる人がほとんどです。しかし、それでも「人間ドックの度に失敗されている」と嘆いている人もいます。失敗されるのを回避する方法としては、採血部分を温める事です。温かいお絞りで温めるかカイロで服の上から腕の採血部分を温めると、血管が浮き出て採血しやすくなります。

また、あまり早くから腕を前に出して待ち構えているよりも、ギリギリまで腕を下にしている方が、腕の血管にたくさん血が流れて採血しやすいです。採血部分が内出血したり青くなる人が時々いますが、そのような人の中には採血部分を揉んでいることが原因の場合があります。採血部分は決して揉まないでください。5分くらいじっと押さえて下さい。

止血バンドを巻いてくれる検査機関もありますが、自宅からランチボックスの蓋を止めるゴム上のベルトなどを持って行って、採血後に5分ほど巻いておくのも良いでしょう。また、採血後に重い荷物を腕にかけると内出血や腫れの原因となる事もあります。荷物は肩にかけるか、採血したほうの腕と反対側の腕にかけるほうが良いでしょう。血を見ると気分が悪くなる人や、採血中に気分が悪くなった経験がある人は、寝た状態で採血することも出来ますので、その旨をスタッフにお伝えください。

スタッフも、人間ドックを受ける方ができる限り少ない苦痛で検査を終了できるように努めていますので、不安なことは遠慮なく尋ねてください。

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